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superjunior

きみを、きく よ⑩

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その夜は、この季節にしては少し冷える夜だった。

キュヒョンはまた次の仕事の資料を読みこんでいた。
久しぶりに静かな夜で、

お陰で予習は捗っている。


あの夜もこんなに静かだったら良かったのに。

あのとき正直にお願いしたら、ソンミンはすぐに静かにしてくれたものの
結局それ以前の散漫さが響いて
次の日の出来はイマイチだった。

だから、我慢するのは止めようと決めたのに。



ことり、


ち、

扉の向こうから物音が聞こえて
キュヒョンは思わず舌打ちをした。

そうだ、静かなんだよ。
この部屋にいないからじゃないか。



キッチンではひとり、黙々と作業を進める姿があった。

「ヒョン、」

ぴくり、背中が小さく弾む。

「ヒョン、何してんの。」

努めて優しく尋ねると
ソンミンはこちらも向かずに紅茶の缶を置いて
使いっぱなしのマグカップに手をかけた。

「…少し冷えるから、温かい飲み物を淹れようとしただけだよ。」

聞き取りにくい 小さな声が応えた。

いら、

「ね ヒョン、そんなのいいからさ、寝ようよ。」


きゅ、と蛇口が代わりに応える。
いら いら、

「毛布を掛けてしまえば温かいからさ、」


ざぁざぁ、水が シンクに落ちて
いらいら いら、


「何時だと思ってんの、もう、皆寝ているからさ、」


ぐしぐしとカップが擦られて
ソンミンはそこから目を離さない。

いらいら いらいら、

「なあ、ヒョン、聞いてるの」

コンロの上でヤカンがそろそろ揺れはじめて

ぷ つ、


「、ヒョン!!」


ガツンっ


マグカップをシンクに激しく投げつけて

ソンミンはじろりと一度 睨み付けると
大股に足音を立てて
自分の部屋へ飛び込んで行く。


「おい、何だよその態度…!」


騒ぐ水音とコンロを黙らせてから

自分の、部屋へ追いかけると


「おい!」

ソンミンは毛布を被ってひとつも動かない。


(僕が、怒られるんだからなぁっ!!)



シンクの中の
キュヒョンの、カップは頑丈で、、











  
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