FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←きみを、きく よ⑩ →きみを、きく よ⑫
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png superjunior
もくじ  3kaku_s_L.png SHINee
もくじ  3kaku_s_L.png パラレル
もくじ  3kaku_s_L.png なにかのつづき
もくじ  3kaku_s_L.png すばらしく蛇足
  • 【きみを、きく よ⑩】へ
  • 【きみを、きく よ⑫】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

superjunior

きみを、きく よ⑪

 ←きみを、きく よ⑩ →きみを、きく よ⑫
   





(ああ、これは本当にやばいかもしれない。)


天井がぐらぐらと廻っている。

暑さでふうふう いうのと寒さで歯の根が合わないのが交互にやって来て、
息もさっきからずっと重い



何より
心細さが離れてくれない。
誰か呼ぼうにも声も枯れて

(どうしよ、このまま 治らないかも、)

あり得ない幻想がソンミンを襲う。


あー、
助けて

誰か、、、

(、、きゅ、)



荒い呼吸が嗚咽に変わりかけた時




ひやり、
額の上の快感に目を開けると
細長い指が冷却シートを押さえつけていた。


あ、

「ここんところ急に寒かったからね。油断したんだろ。」

キュヒョンは甲斐甲斐しく兄の毛布の上に分厚い布団を重ねて

右手に錠剤と
左手に水のグラスを握らせた。

「…気付いて、くれたの?」

「当たり前だろ。おんなじ部屋に住んでるんだから。」


さらりと彼は言って、


ソンミンは、その弟がとても優しいことを知っている。


「ヒョンはひとりじゃないんだからさ、
体のことはちゃんと教えてくれよ。」

うん、ごめん。

長い間一緒に暮らす
ソンミンのよく知り合った可愛い弟が帰ってきたのが嬉しくて、



“風邪のせいで”鼻をぐずつかせながら
手を伸ばした。

「きゅひょな、ありがと」

当たり前さ。

とびきりの笑顔でキュヒョンは言った。

「咳や呻き声で煩くされちゃかなわないからな。」


そのまま翻して

しばらく他の兄さんとこに厄介になるね、


到達点を無くした手が
ぽたりと羽毛布団に落ちて



背後で この世の終わりの顔をしていたのを
キュヒョンは知らない。




  
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png superjunior
もくじ  3kaku_s_L.png SHINee
もくじ  3kaku_s_L.png パラレル
もくじ  3kaku_s_L.png なにかのつづき
もくじ  3kaku_s_L.png すばらしく蛇足
  • 【きみを、きく よ⑩】へ
  • 【きみを、きく よ⑫】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【きみを、きく よ⑩】へ
  • 【きみを、きく よ⑫】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。