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SHINee

『よこづら』

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撮影が終了し、汗を滴らせながらテミンはスタジオを出た。


先に出ていたその姿を、賑やかな前室で見つけ、
仕事の顔から彼だけの弟の顔になろうと頬の力が緩む。


すぅっと通る鼻筋やぽてりとした唇が愛らしい。



愛らしいなんて言葉あまり使うものでもないが、

彼にだけは別だ。



彼の目線は自分の指先にあった。


「オ…」

呼び掛けようとして気付いたが、オニュは誰かの右手に支えられた手を見つめ、その相手と親しく話していた。
いつもの柔らかい表情が、それに加えとろりと甘く染まっているのが気になった。

「?」

相手は誰だろう。

自動販売機の陰より
左手でオニュの指を弄ろうとする姿を現したのは

先輩タレントのイ・ソンミンだった。



何の話をしているのだろうか。
ピアノを弾く話でもしているのだろうか。ソンミンがその指をそっと玩ぶとオニュの方も嬉しそうに唇をすぼめる。それはマンネの自分にはとても引き出せない弟の顔で、


クルミすら砕き割る力強い指をか弱い物のように繊細に扱うソンミンの指がむしろ、細く小さく、可愛いらしい。


彼の方はオニュほどくっきりとしてはいないが形の整った鼻で、薄い唇は何かもぞもぞと動いていた。


ついこの間、自分の耳許でささやいたその時も、そんな動きをしていたのだろうか。

その時その指が触れていたのは自分の頬だった筈だ。


そしてオニュの手が触れるべきなのは自分の髪の筈なのに。



(嫌だなぁ…オニュ兄…君は僕のお兄さんなのに、そんな可愛い顔しちゃってさ。いつもみたいに僕を甘えさせてくれなくちゃあ。

ソンミン兄さんだって、いつも僕を助けに飛んで来てくれるはずでしょう。僕の肩を抱いて安心させてくれなくちゃ。)

(2人は僕の兄さんなのに…僕なしで仲良く見つめ合うなんて、困るな。)


テミンはその赤い唇をじり、と噛んで2人を睨み付けた。

自分のものである筈の2人の手、表情、横顔をいまだ離れて眺めたまま、
やがて唇を解放すると片端を持ち上げて、微笑んだ。



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