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なにかのつづき

Mehr vorher als Montagvormittag(月曜日の朝より 先に)

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タクシーはなかなか捕まらなくて
やっと乗れたら 今度は
一寸先で起きた事故のせいで進まない と言うのだ。

何やってんだ、日曜日のこんな時間に。


そんなのは、僕も同じだけど。


「すみません、ここで降ります」

悪いけど、僕は待っていられない。


運転手がお釣りを用意するのも焦れったくて



早く、早く


夜が終わる前に、
僕は 行かなきゃなんない。




《月曜日の、朝より 先に》



「兄さ、」

僕のひ弱な胴体に 逞しくて柔らかい腕がぎゅうぎゅうと巻き付いている。

走ったから という訳でなく
僕の体の奥まで ぎゅうぎゅう いうみたいだ。



ふさ、

あ、今多分 体に纏っていたものが落ちた。
背中に、緩い膨らみが しっとりと熱い。


ごめん、見られたくないの。


呼びつけておいて
部屋に入れることを頑なに固辞した兄さんに
こちらも頑なになれば、兄さんは折れて
僅かな隙間から 強い力で 僕を引き込んだ。

少しでも 僕の目に入らないようにするには
兄さんの柔らかいからだが全部ぴったりと、僕の体にくっついている訳で、


(気持ちい、)いやいや

僕の腕は何処に置いたらいいだろう。

長い髪の 一房が
僕の肩を擽った時、

ほわり、と兄さんの匂いがして、
その上に もうひとつの知ってる匂い。


僕から隠れるつもりで
却って、兄さんのすべてに僕が気付いていることを
兄さんは知らない。



「、キュヒョニは…」

腕の力が強まって
兄さんは かたかた、揺れた。

や、
と言うのを 無理やり引き摺って

部屋の奥までたどり着けば


乱れたカーテンから 外の明かりがちらついて

ランプや、調度品がなぎ倒されて、シーツはベッドから剥がれ落ちている。


ずいぶんと、はげしい よるで

という冗談も言えなくて
いつの間にか 離れていた兄さんに振り向いて、



「…泣いて いるの?」

「気付くとこ、そこなの。」






ああ、そうか 遂に


…バレたんだね?

哀しげな微笑みが、首を振った。



いつも通りの 夜の、始まりだったよ。と。


いつも通り、
美しく 妖艶ながら可憐に装ったソンミン兄さんを
恋人と疑わず招き入れるキュヒョニは

いつも通り、熱いキスを何度もくれて


必ず部屋に運ばれてくる料理やお酒は いつも通り 美味しくて申し分ない。

『たまには外へ行かないか。』
という提案に
ひやりとしながら、
『ここが気に入ってるのよ。』
と決まって 誤魔化して

食事中キュヒョニは饒舌で 自分の誇りある仕事やどうしようもない兄たちの話を聞かしてやり、
兄さんは 全て知っていることを 初めて聞くように
楽しく驚いてみせていた。

いつもより よく動くグラスを
ソンミン兄さんはやんわりと押さえつけて

その手を 強く握るのが
ご馳走さまの合図だった。


それから、

シャワーを浴びる間さえ惜しんで

兄さんの 体に着いているものを剥きながら
自分の体をくっ付けて ベッドに飛び込んだ後

耳に
熱い息を吹き掛けて

「ソンミナ…」

と、呼んだ。



「、、知ってたの。」

その途端、



嫌だ。
と首を振る兄さんを

ベッドから蹴落として

本来身に着けるべきでない 女性物を剥ぎ取って
その夜だけ長い 自慢の髪を引きちぎって


彩られた顔を打って

罵って 心を、
叩き付けて 体を、

傷めつけて

汚いものを見るように 軽蔑した目で
部屋を出ていった。




恥ずかしかったんだ、


柔らかい両手が 顔を覆ったまま
呟いた。



艶かしい女の人のふりをして
甘く優しい声でキュヒョニに応える自分を

キュヒョニは全部知っていた。

すると 怖くて、

キュヒョニの囁きに悦んで
気持ちよくなって
自ら 淫らに 誘っていることが
嫌になって

って。

「もうおしまいだ。
弟を慰めるつもりでいながら…
ただ 騙し続けて…挙げ句、自分が…」


震える 兄さんの丸い肩は、つやりと光っていた。


「良かった。」


青黒く 縁取られた目はこちらを向くけど、



兄さんは、キュヒョニには抱かれていないじゃないか。


今まで キュヒョニに抱かれて、悦んでいたのは
兄さんの体を借りた 別な女で

今夜、兄さんは
自分は違うと 言った。
初めて言った。やっと言った。

兄さんが、抱かれたことは 無い。

そ、でしょ。



日付は変わっている。でも空はまだ暗い。
まだ、夜は終わっちゃいない。


今、ソンミン兄さんは久々に

日曜日の夜にいる。




「…キュヒョニ、僕の弟は
何処へ行ってしまっただろうね。」



「帰ってくるさ。自分で 出ていけたのだから。」


だって
キュヒョニの今夜は、

先週のとは違う。

きっと次の日曜日の夜も
また 別のそれが やってくる。



「ほら、ソンミン兄さんも。」

頼まれた 男物の着替えを差し出すと

我に返って兄さんは
腰に貼り付いた ラベンダー色の最後の一枚に もじ、と内股を合わせた。
白いむっちりとした太ももに いけない虫に刺されたみたいな跡が
消えていく一方なことを

少し、勿体ないような気がした。






《月曜日の朝より 先に、》


ソンミン兄さんは優しく呼んだ。
ひょくちぇ、ありがとうね
って。


端っこが赤く潰れた、そんな唇が
そう言った。

だから僕は


「ソンミン兄さん、   。」


ぱっち、と目を開けて
くしゃりと笑った後

瞼がちくっとして
口の横がぴりり として

痛い痛いと 兄さんは泣いて、、







ソンミン兄さんは、誰よりも綺麗だ。


《月曜日の朝 より、先も 》









  
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~ Comment ~

う~ん!意外でしたね(>_<)

まさか、まさか、まさかのキュヒョンが知っていたなんて……?


もー、えーなんでどーしてー!みたいな!


それでも次の日曜には【彼女がいない時間】がやってくるのかなキュヒョンには……?


何を知っていて

何を認めたくなくて

何を知らないんだろう


キュヒョンも謎ですね……


すももさんお疲れ様(^^)

ともさん

ありがとうございます。

いやあ!蛇足でしたね(^o^;)
あわよくば消してしまえー、と思っていたのですが
拍手もコメも頂いてしまい、、こんなでいい?こんなでいい?と、アワアワしとります(-.-)

しかし、そうですか、そうですね。
キュヒョンサイドってのもあるんですよね!
そっかそっか、いつか書くかも知れませんねー
アイデアありがとうございます(^◇^)
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