FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←答えあわせは、要りますか? →ミーミはただの馬鹿。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png superjunior
もくじ  3kaku_s_L.png SHINee
もくじ  3kaku_s_L.png パラレル
もくじ  3kaku_s_L.png なにかのつづき
もくじ  3kaku_s_L.png すばらしく蛇足
  • 【答えあわせは、要りますか?】へ
  • 【ミーミはただの馬鹿。】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

なにかのつづき

Heute Abend...zum Anfangen Sonntag(今夜、、日曜日の始まりに、)

 ←答えあわせは、要りますか? →ミーミはただの馬鹿。
  


(画像お借りしました。)






隣の空気が軽くなって目を開けると

ベッドから するりと体が降りて、
眠気に負けて 手を伸ばすことは敵わない。





素肌に ガウンだけをして
捲れ上がった裾が落ちると つるりとした半球の双揃いを隠してしまう。

(絶景、だったのに…。)

はち切れそうな太股が交互に進んで
緩やかな曲線の後ろ姿を 奥の小部屋へ運んで行く





ああ、そうか もう朝が来たんだ。

《日曜日の、夜が終わる》んだ。







「もう少しくらい ゆっくりしたらどう、」


髪を掻きながら欠伸を噛んで迎えると
ドレッシングルームから出てきた柔和な体は びくり、と揺れた。


何を大袈裟な、
僕だって、君より早く目覚めることくらいあるさ。


「おはようキュヒョナ、今朝は早起きね。」


たとえ前の晩、どんなに激しくしようと
きちんと元通りに姿を整えて、
顔の粧いはいくらか薄くて幼い子供みたいな表情に
どうしてだか、罪悪感を浮かべている。

捕まえて引き込むと 胸に倒れ込んでくるのを 受け止めて、おはようのキスをする。
もう一度、とすると藻掻いて起き上がろうとするので

昨夜はあんなに積極的だったのに?と囁けば、
馬鹿言わないで、と肩を ぴしゃり。
触れない ぎりぎりまで唇を持ってきて 彼女は言う。


「、もう 朝が来てしまったもの。」



いつも決まって“月曜日の朝”が二人の体を引き離すんだ。


「朝食くらい、一緒に、」

艶やかとした髪に鼻を埋めたまま囁くと
つれなく、


時間が無いの、



週に一度きり、たった一晩の短い逢瀬はいつも たち切れに終わって
僕の 目覚めすら待つ気も無く 朝の訪れと入れ替わりに去って行く。




「またそれ。いったい何が、君を急かしているというの。」


あの、男?



思わず力の籠る右手に顔を顰めて、


「、あたしを捉えているのは キュヒョナ、あなただけ。」


(うまいこと言って、)


一度深くまばたきをした後 まっすぐ見つめれば
微かに揺らいでも 決して逸そうとしないから


、許してあげる。


手を緩めると
安堵して綻ぶ その顔は好きだ。



本当は放したくないけれど、
僕は 行くなとは言わないでしょ。




その代わり 必ず


「また、次の日曜日に。」



寂しい目をして微笑んで

彼 女は 部屋を後にした。


いつか
微睡みの中に

おはよう、きゅひょな。

と 髪を撫でて、
またね、と言って 瞼にキスを、
目覚めている朝にはくれないみたいだ。













「、あんたなんて…!」




非情な台詞を置いて
部屋を飛び出したのは ある日曜日の晩で


あんなに可愛く 僕だけ、と言った彼女が
僕を傷付ける筈も無くて
きっと裏に隠してあるに違いない理由も見つけられないまま
心を裂かれただけだった。



あんな女忘れてしまえ、

何も知らない奴らは彼女のことを随分悪く言ったものだけど


ただ少し 余所見をしただけの彼女を
忘れる訳なんて無い。
酷く言われて、出て来られないに決まっていた。


僕はすっかり空っぽになって幾つもの日曜日が過ぎてゆく。







きゅひょな、


と 君がまた
弾けるような甘い声で耳を擽って


同じ程に甘い香りをさして
僕を見てほわりと笑ったのは、
幾つ目の日曜日だったろう。



(…ほら、だから言ったろう。)


何も言えない僕を

不思議そうに、不安そうに
絶妙な角度で見上げるんだ。

どうしたの、って。

馬鹿な話だ
君が、僕を置いていくから、、


責める言葉の一つも言ってやりたいのを
僕が彼女を傷付けるなんて出来る筈も無くて



もう 離さない。




心細さが溢れて、不覚にも泣きじゃくってしまった僕を
一晩中優しく、撫で続けてくれた。眠りにつくまで、ずっと。


声は穏やかに甘く
触れる温もりと柔らかさは、今まで僕が知っているそれよりも遥か心地好いことは どうだっていいように思えた。




止まっていた時間は ようやくと動き出して



僕らは あの日をやり直すんだ。
その日の、その時間は必ず僕ら二人のもので
決まって
《日曜日の夜の始めに》君は訪れる。


離れた時間の分、君は
今までよりもますます魅力的で




心地好い、
音だとか
匂いだとか
感触だとか
温度だとか、


逢瀬の毎に 週毎に
ひとつずつ
僕は夢中になってゆく。


僕が 愛を呼ぶ度に
恥じらって 応えるのも

再びの、そのこと にも
初めてみたいに 震えて泣いて
しがみつくように、僕を抱くのも

また 新しく 愛おしかった。




空気が白んで
夜と朝の入れ替わり様に僕は目覚めて
少しとも動かない隣に

昨夜は随分と酷くし過ぎたものだから
疲れ尽きて眠ってしまったのだ
可哀想なことをした、と 可愛い寝顔を覗こうとして




戦慄いたのは、


そこに
丸く横たわる 柔らかい体に。





どうして、





逢瀬の毎に 週毎に
ひとつずつ 顕になるものを
違和感と 呼べば良かった。


どれも、彼女が持ち合わせたものじゃなかったから、
繋ぎ合わせても、彼女の形になる訳は無かった。それなのに、
ベッドには、それら すべてを持った姿が 彼女、といって 抱かれている。



甘い声だとか
柔らかい香りだとか
優しい触れ心地だとか
しっとりとした体温だとか、


ひとつ残らず集めて繋げたら
確かに この形になるのかもしれない。





いつから、いつの間に


頬に置いた指が じわりと湿って
その感触が 目覚ましになったらしい。


ぱち、と瞬いて


おはよう、きゅひょな と


違う 形をした唇がそうやって言うのが とても慣れた動きで
こちらにも 見慣れたことであるのに怯える僕に、



どうしたの、と君が聞く。


(だって…!)


つやりと見上げた 濡れた黒目は
帰って来た あの日曜の夜と同じで、

それじゃ あ





「、君 なの?」


“僕の、君”なのだよね?



「ええ、そう よ…キュヒョナ、」


何を言うの、って顔して
頬に手を伸ばすので そのまま引き寄せて


僕を安らげる すべてを持つからだを
強くつかまえたんだった。



もう、離さない と言ったろ。

どこへも行かない。と 頷いたのは あなただ。











毎週、決まった曜日の 限られた時間に
呼び鈴が鳴って
彼、女は 僕の前に現れる。

綺麗に作られた髪を揺らして、つやつやと柔らかい布地を 体に纏って


(掠れていない)甘い声で、
(派手ばかりじゃない)優しい装いで、
(我が儘のない)可愛げな反応をして、


僕の上で妖しく揺れて
僕の下で弱く跳ねて

(気持ちの破れたところを 柔らかく塞ぐんだ。)




どういうつもり、
と 口を開きかけたのは 一度きり、

はた、と止めたのは

もしも
僕が何も言わなければ
きっと このまま、同じ日曜日が続くんだろう。
それで、独りになることが無いのなら

僕は別にこのままでも構わない。


だって、
あの、口汚く 僕を否定した女が出て行って
僕を 肯定する彼女が帰ってきたんだ。
それって、案外心地好い。



何も 強いている訳じゃないさ。

また、次の日曜日の夜に

寝言ついでに呟いただけ
馴染んだ名前で呼んだだけ



必ず 頷く、と知っていて。



愛してるよ。
―あたしもよ。

僕を好き?
―ええ、もちろん。



決して 自分から愛を呼ぶことはなくても
哀しい目をしていようとも。

(僕を 否定することなんて ないんだ。)



そのうちいつか、
いつものように呼び鈴が鳴って扉を開けたら
軽快な効果音と共にプラカードが上がって
兄貴たちが勢揃いで『大 成 功 』って
笑うんじゃないか。
頭の悪い笑い声のなかで
あなたまでが「ごめんね、きゅひょな」

って微笑んだら
そのときは僕も くだらないこと、っておどけて見せればいい。




だけど、

もしかしたら



気付いて いるよ。と言ってやったって

気付いていること 気付いてた。

ゆらりと笑って
その続きに背中に手を回すかもしれない。








今夜もまた 呼び鈴が鳴って

《日曜日の夜が始まる。》



態々と 磨かれた爪に視線を置いて、


「 キュヒョナ、何を考えているの。」

僕を、甘やかす声に 注目を向けたら

(…ああ。)


きらきらと光る白粉で 怯えと哀れみを覆った顔に
温い瞳の奥で 期待が揺れている。

(、応えて あげるよ。)



例えば 夜のはじまりに
不意に あなた を呼んだとしたら
一体 どんな風に言うだろう。


「それは もちろん、君のこと 」


ソンミナ、







けれど それは、

《日曜日の終わり》






   
スポンサーサイト


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png superjunior
もくじ  3kaku_s_L.png SHINee
もくじ  3kaku_s_L.png パラレル
もくじ  3kaku_s_L.png なにかのつづき
もくじ  3kaku_s_L.png すばらしく蛇足
  • 【答えあわせは、要りますか?】へ
  • 【ミーミはただの馬鹿。】へ

~ Comment ~

すももさぁぁぁぁぁん(^^)


キュヒョンversion最高っす!

あーなんてゆーか……

キュヒョンは壊れていなかったのね~(>_<)

良かった~……何か切ないのとも違うけど、

キュヒョンはみん君に愛はないのかな?

みん君はキュヒョンに、どうなのかな、なんて(^^)

ただ、キュヒョンが心配で、それだけで……ならみん君も辛いなぁ……


ともさん、

あ、早速 見つかった♪

ともさんの疑問が何ら解決しない結果になりましたが(^^;

体の構造が違うんでね、
そら 一晩よろしく致しましたら気づきますよね(///∇///)
でもこっちの方が心地好いから黙っとこ なんてのも 充分壊れているかも。
このままじゃいけない、でも黙っていればそのままでいられる、けど本来の自分たちでそうなりたい とか思っちゃうからねぇ…かわいそうにねー(´-ω-`)

まあ、ミンくんに芽生えたあらぬ快感は ひょっくんに満たしてもらいましょ、、!

うーむむむ。

キュヒョンは壊れたふりをしていたのか、壊れてしまいたかったのか。
ずっとソンミンに傍にいて欲しかったはずの彼。けれど、名前を呼ぶことで解放したのかな…と。
それも愛の形なのかな。

まひろさん、

コメントありがとうございます。

何度も返事を書いては消し書いては消しを繰り返してました(^^;
ひとつ解説しようとしたら止まらなくなりまして…。


でも最初
キュヒョンは壊れていたい、でも今の関係が壊れるならいっそ自分の手で、
っていうつもりだったんですけど、

案外 壊れてるつもりはないのかも、と思いました。
ただ 彼女かソンミンか、
ミン君だって騙す目的かキュヒョン目当てか
確かめたかった のかも、と

自分で書いといて 気づいてしまいました(>_<)

まぁた 答え合わせ必要でしたら(興ざめさしたらごめんなさい)聞いて下さい(´-ω-`)

確かに

あー、そうですよね。

ソンミンの気持ちを確かめる術はなかったんですもんね…ナルホド

ん?あれ?
ソンミンの気持ち…。
あれ?どっち?w

Re:

書き終えてみたら、全体的に『どっち?』感 満載なお話になってしまいました。。
知ってるの知らないの?どっち?
壊れてるの?壊れてないの?
嫌なの?いいの?
好きなの?嫌いなの?

みたいな。

雑じり気のないヒョクミンのつもりだったんですよ(°▽°)??

ぬを!!

壁紙がショッキングピンクに(゜ロ゜;ノ)ノ

あ、スマホver.です。

Re:

へへー(^^)
更新もせんといらぬ変更ばっかしてます。
何が読みやすいかなー、て思いまして。

読み返してみたら

すごいよねこのおはなし

繊細なディティールがね

随所に散りばめてあって!

すごく、すぐ、引き込まれます(^^)

久しぶりに読んだら【ほうほう】みたいな箇所もありつつ……


心地よい、だけでいいのかな、とか

愛してる、はいらないのかな、とか(^^)


お互いの本音を見せないままの行為に、いってみれば騙し合いの戯れに、引き込まれますね♪♪

とーもさん♪

いまだに ともさんの絶賛に慣れない(/o\)
はずいわ~
きっと、好きなものが似てるんですかねえ。


でも この続編はともさんがきっかけで書いたので、もう好きにして下さいまし。
心地好さと危うい愉楽を言い訳に現実を見ないふたりのお話です。

でもこれヒョクミンですからね。そこは譲りませんからね!!
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【答えあわせは、要りますか?】へ
  • 【ミーミはただの馬鹿。】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。