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superjunior

dunkel

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夜中に目が覚めて


無意識に立ち上がると


あ、喉が渇いたんだ、と理由に思い当たる。









勝手知ったる我が家
明かりも点けずにリビングを横切ってキッチンへ向かうと、



冷蔵庫の陰
スス…と人の動く気配がして
ささやくような声が聞こえた。





「―もう、そういうの、よして。」


余りにも低く冷淡なそれがシン、としたキッチンに響いて、



一瞬自分に言われたんじゃないかと
体が強張ってしまった。




暗かろうがささやき声だろうがその人と判る声は、つまりは兄弟の一人のもので

浮かび上がった人影とは一致しないことで、ようやく二人いるのだと知った。


そちらからは見えないのか、話しに夢中なのかある程度近いこの距離でもこちらに気付く様子は無く


思わず窺ってしまった。






「―…ないでくれよ」



「離してよ」


いつもの甘い弾けるような声が今は酷く落ち着いて冷たい。


「今更何なの?最初にどれだけ求めたと思ってる?そっちはいつも待ってるばかりで、ひとつでも返してくれないと、僕には、分からない」



そうじゃないんだ、と相手の言葉を否定する弁明も
ぴしゃりと拒絶されていた。

多少音量が上がっても大丈夫だと踏んで
声が先ほどより明らかに大きくなっているのは、兄弟たちの寝癖を把握している二人らしい。



「―俺はもうお前がいないとだめなんだよ!」



鼻にかかったハスキーな声が切なく相手に縋る





そしてそれすらも、ふっ、と払われて、、、










―聞かなきゃよかった。





自分の知らない二人が暗闇の隅に潜んでいた。






のどの渇きを残したまま身を返したのは部屋に飲みかけのぬるまったミネラルウォーターを残していることを無理やり思い出したから。



パキ、と踏みしめたフローリングの鳴る音に二人の空気が途絶えた気配がした。



自分に返ってくる反応を確かめることなく逃げてきてしまったけれど
朝になってどんな眼差しを向けられるか、どんな音調で呼びかけられるか
そういえばそんな心配もしなくてはならないけれど


それよりもこちらの割った空気は
そのまま、二人にとって良いように変わればいい―




なんて布団の中で震えながら心配する、
自分のブラコンも大概だとウニョクは思った。







  
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