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SHINee

SとNではなくMとO

 ←Traum →無責任ヒーロー!!!
   


それはいつもと変わらない昼下がり。



その場の空気は一瞬ぴたり、と止まったものの
またすぐに元の流れを取り戻した。




ただ、そこにいた全ての人の耳に
意味の分からない残響を置いていきはしたが…










今日もSHINeeのメンバーは五人揃って撮影で
今は控え室でその始まりを待っている。


いつもと違って少々長い待ち時間を
それぞれ好きなように過ごしている。


ミノは男性スタッフ2人と大好きなサッカーの話をして

ジョンヒョンは女性を含む何名もの人たちとオーバーアクションで騒いでいて

Keyはスタイリストのお姉さんと本日の衣装の相談をしながらファッションやメイクの情報収集
…女子か。

末っ子テミンは口では大人を自称していながら、やっぱり自分が一番可愛がられないと気がすまなくて
ちやほやしてくれる大人を渡り歩いている。



ミノはふと我に返った。
そしてあたりを見回して


ぱちり、と瞬きをひとつ。


そうやって焦点を合わした先にいるのは
オニュ。

リーダーなのに
今日もひとり。



弟たちは自分で相手を見つけて楽しんでいるっていうのに
彼は今日もひとり。

リーダーなのに誰より自由。



初めのうちはどこかへ隠れてしまったと思って探そうと立ち上がれば
その瞬間に部屋の隅にその姿を見つけて

安心した。なんてことがあったけれど、
今はちゃんと知っている。
そこにいる。


今日は…今日もお友達はタブレットで
ミノがあまり好きではないジャンルのゲームを楽しんでいた。

大きな口が開いてぱあっと表情が明るくなったり、
豊かな眉がひそまって唇がすぼまれば

ゲームの成り行きは自ずと分かる。


まるで自分も隣で一緒にやっているみたいだと
ぷふっと笑えば「ミノ君?」と呼び戻される。

咳払いでごまかして話題に戻っても
意識はもはや向こう側



どうしてオニュがひとりでいなければならないのか
ミノには分からない。

オニュ兄さんて楽しいよ、とすべての人に触れて回りたいのに
そうしないのは、

オニュのひとりを邪魔しないため。



ミノはオニュのひとりの時間が何のためか知っている。



今、
ジョンヒョンを見て、聞こえてくる彼の話に目を丸くして
楽しんでいる。


今、
輪の真ん中にいるKeyを見て、彼の社交性に満足いっている。


今、
無邪気に走り回るテミンを見て、危なっかしい彼が無事でいて安心している。



その全部に笑顔でうんうん頷いているのだ。
だから
オニュのひとりの時間は皆の時間なんだった。


彼が独りでいるのには納得いかないミノでも
この時間を邪魔はしたくないと思っていた。




さっきまでは。




ミノは気づいてしまった。
目が、合わないと。


ミノは兄の習慣に気付く程度に彼を見ている。



そして
オニュの視線の先一つ一つを追いかけていても
オニュの視線は一つもこっちへやってこない

ということは


オニュはミノの方を見ては、いなかった。


テミンについては他の弟たちのさらに3倍は見ている気がする
というほどまで
兄を追うのを、こちらもまた習慣になっている。


もちろん、本人は気づいていなくても。





―オニュ兄さんの視界に入りたい



少し体の向きを変えたって効果は無かった。


ジョンヒョンのようにテンションを上げてみれば
疲れるだけだし

Keyのように流れるようなトークはできないし

テミンのような…
はは、ご冗談を…


どっちみち彼の興味を引くことはできない。



―だって、おかしい
こっちはこんなに見ているんだぞ!!

ミノの感情は自分でも分からなくなって
あまりに焦れて、




ケータリングから水を取りに行くために
大回りをしてその前を通ったってぴくりともしない、、、





ふあっと大きなため息を吐くと


ミノはその細長い躯を

視界に無理やりねじ込んだ。


タブレットの向こうに靴先を見つけて
足から順々に見送っていけば
(随分距離はかかったけれど)
辿り着いたのはミノの小顔で

あまりに真っ直ぐ自分を見下ろす視線に慄いて
思わずオニュが立ち上がると


お互いの顔はあまりにも近くにあって
オニュがたじろいでもミノは少しも動こうとしなかった。


「み、ミノや?お、どうしたんだい…?」



―どうして、兄さんって人は、、、



ふくれっ面のまま、ここぞとばかりに兄の顔を観察してやった
(すでにいつもやっていることなのに)

相手は小さくてあまりに綺麗な顔の中の大きな瞳に見つめられてカチカチに固まっていた。



白くてふくふくとしたほっぺ
肌はいつでも少し荒れていて
鼻はすっと高くてきれい
切れ長の目は、自分のためには使われないし
眉はしっかりとして柔らかいアーチを描いて、、、

それと、、、






ミノもオニュも気づいていない。
自分たちが相手に気づかれないように視線を投げることができるということは
他の誰もそうであって、

二人の殺気と動揺はそれを集めるのに十分であるということに。


ちなみにミノはそれ以前から訳が分からなくなっている。




ミノは念願のオニュと目が合って安心した。
先ほどからの徒労どころか、毎日が、この安心感のために遣られていることを
たった今知った。
もう、逸らしたくない、と思えば逸らせず、まるで吸い込まれるようだった。
なので

実際吸い込まれていった。

少しづつゆっくりと近づいてゆき

ふたりの身長差というのは、背の高い方がカクンと傾けば

簡単に届く、、、






ちう…





可愛らしい音が小さく鳴って、


そうして自分のしでかしたことに気づいた訳で



「…は、わ、ぅわぁああああああああああっ」



音速のマッハで飛び出していったのだった。
さすがの速さだった。





取り残された方も
ぱちくり、と音のしそうな瞬きをすると
やっと身の上に起きたことを理解して



「きゃぁぁああああああああああー」

蒸気機関車の煙のように叫び声を後ろに流して
全く反対方向に走っていった。
さすがの声量だった。






という訳で

その場にいた大人たちは
まったく大人で

「あーあ」
とこぼした後、すぐにもとの仕事に戻っていった。



けれど
メンバーたちはそううまくはいかず


ジョンヒョンは
「え?ほんとにしたの?え、え?」
と驚くばかりだし



テミンは
「ぉお~。ミノヒョンがジンギヒョンに食いついたぁ。ふふ。」
と分かっていないのに何故か楽しそう。




Keyは二人がリアクションを取ってくれたので落ち着いたもので

(…まだ撮影あんだけど。
ていうかアンタたちそうやって反対方向に走っていって、地球の裏側でぶつかるんじゃない?で、またくっついて離れて、逆方向に走ってくんでしょ?で、戻ってきて、またぶつかって…。どうでもいいけど、晩ご飯までには…カムバックまでには帰ってきてよね。)


こうしてミノの欲しがりから勝手に始まった『二人劇場』は幕を閉じた。
つまりはまったく平和な一日。







「アメリカンクラッカーかよ!」

「お、どうしたキボマ。」


←これ。
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~ Comment ~

NoTitle

わあ★更新されてましたね★


楽しく読みました!!!

キラキラシャイニーは、テミンとキーが好きです★

マンネならではのスマイル全開と、影でヨジャグループのダンスを必死に練習して、何気に踊れますよオーラで、番組で踊る彼が大好きです(笑)


今回のお話、めっちゃ面白かったです!!

ともさん♪

こんばんは♪


わたしは、お気づきでしょうが、オニュです。
もちろん他のメンバーも好きですけどね(*^^*)パワースポット的に癒しをくれるのが大好きです。

しばらく更新してないし
一昨日アルバム届いたし
病んだ話ばっかだしと思って
えぃや!!と書いてみたのですが、楽しんでいただけてよかったです☆

ともさんのコメントはほんとに励みです(*´∇`*)

おにゅ癒しですよね

(*´∀`)♪


SMのステージで

イェソン達と【風になって】を歌ったのを見た時、

泣きました~……
( ノД`)…

あ、あれいいですよね!KRYならぬORY★

オペラとか、童謡とか、トロットとかもうまくて鳥肌もんですよね。

そういえば一昨年のSHINee Worldでテミンちゃん見てダイエットに目覚めた結果、あれは違う生命体だと即諦めたこともありましたっけ…i-229
Keyくんとテミンはキレイすぎて困る…

、という訳で次のお話もしゃいにです。
急ごしらえでごめんなさいです(^^ゞ


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