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パラレル

白に はしる朱

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parallel





今夜の合コンっていったら
まったく外れだった。


数合わせと盛り上げの助っ人として呼ばれたのだから
当てにするものでもないけれど、

頼まれて行ったのだから
もう少しくらいおいしい思いができても良かったと思うんだが。



結局のところ出来レースで
幹事がお目当ての子を落とすのがおおよその目的、その他の参加者もうまいこと相手を確保してそれぞれの方向へ消えて行った。


まったく賑やかしのために呼ばれたに違いなかった。



そして
今華やかさの消えたカラオケルームに男2人取り残されている。


俺と、もう一人の名前は確か、ソンミンといった。
向こうも俺同様急に来られなくなった男側2つの空席を埋めるために呼ばれたクチだったが、
その柔和で幼い顔立ちは一瞬女側の参加者かと思ってしまうほど整っていた。


ただしその時の
細かいボーダーのカットソーに真っ白いスウェットカーディガン、グレイのハーフパンツを合わせながら、
何故か白いハイソックスを履いてくる、、、という破壊的なセンスに

コイツよりはイケる、と自信をつけたはずなのだが、
結果
何の細工か女側も2人少ないままやって来て、
ソンミン君はまだしも俺がもう一人のあぶれた奴に収まってしまったのだった。


さっきも言ったが出来レースなのだから仕方ないと
俺たちは次々と夜に消えていく急ごしらえのカップルを見送って
広すぎるカラオケの個室に向かい合う羽目になった。


初対面の野郎2人っきりで個室に向かい合う、なんて
すぐに帰ればいい話なんだが

俺なんかは女を落とすのに歌を使えるほどカラオケが好きだったし、
せっかくだから、と呆れ笑いをするソンミン君に乗っかって半ばやけくそにフリータイムに突入したんだった。


ソンミン君もなかなか上手く歌う奴で酒が入ったのもあってそれなりに楽しめた。
1時間ほど経って初めて「ねぇ、名前何ていうの」とすでに甘ったるくなった声で尋ねてきてずっこけたりして、少し変わった奴だった。
酒やフード類のおかわり注文を積極的に気にしたり、マイクや検索端末を必ずこちらに向けてくれたり、
思えば前の店でも誰よりも気を配って会食の場を回していたと思う。着飾って騒ぐだけの女達よりもずっと気の利く女みたいだった気がする。


ちょっと何だろうコイツ、と思って見ていたら
「何?暑いの?」と俺の少し赤くなった顔に気づいて
空調の操作パネルを繰り始めた。調子が悪いみたいでわざわざエアコンの本体に手を伸ばすので、
ああ、この人は自分でやらないと気の済まない人なんだと知った。


背があまり高くないのでソファの上に立ち上がって背伸びをすると
だいぶ寛いでいたようでハイソックスはずり落ちて、ハーフパンツから女みたいな白いむちっとした脚が出ていて思わず、

凝視してしまった。




右の太腿の裏からふくらはぎにかけて長く走る赤い、ミミズ腫れみたいなものが気になった。


「どうしたの、それ。」

俺の声に振り向いて指差す先を体をひねりながら追うと

表情も変えずに言う。

「昔の、男にやられたの。」

知らないの?とでも続きそうな表情にはさしてムッともしなかった。
昔、の奴になんだって、、、しかも男。
頭に疑問符を浮かべていると、
ソンミン君はとろりと言った。

「触ってみる?」




ソファの上に伏せて晒される膝裏を指でそろっとなぞる。つい今までサワーのグラスを持っていたせいか冷たさにぴくりと揺れた。
ぷくっとすべすべした肌はやっぱり女みたいでその白い上に赤色が少し盛り上がって道を作っていた。



「ウナギや何かを剥くみたいにね、すっと割かれてね、」

うっ、と一瞬止まってしまうようなことを彼は平然と言う。
痛くなかったかと聞けば、忘れちゃったと答えた。
何でまた、とつぶやくと


「この白をね、壊してみたくなるんだって。」


俺は妙に納得した。
つるりと撫でたくなるこれは、なんというか、

「白魚みたいってよく言われるよ。」

彼は当たり前のように自分を好く言った。

「一番ひいたのはね、咲く直前の白ユリの蕾みたいって」

あいつは、気持ち悪かったなあ、なんて淡々と、、、


「てゆうか、生まれたばっかの子豚、、子犬とか、、、」

短く揃った毛の光沢としっとりすべすべとした手触りを思い出して俺がぽろりと言うと 悪戯に笑う。




そっと唇をその傷痕に這わすとさすがにむず痒そうに身をよじっていた。

勘違いしないで欲しい、指の分厚い皮では感触が間に合わない
唇や頬の薄い皮膚で触れでもしないとよく感じが分からないだけだ。


ぷくく、と笑ってソンミン君はこちらを振り返った。

「この傷を見つけて喜んだのは何もドンヘ君だけじゃないんだよ。男の人でも女の人でもね、この傷をうっとり撫でるのが好きな人って多いの。」

本人に勘違いされてしまったか。
別に、と言い返そうとする前に彼はいやに挑発的に言った。


「でも、獣に喩える分、ドンヘ君が一番残酷かもね。」

獣…だなんて言い方


俺には素質があるとでも?
今日初めて知った種類の感情表現のことで見出されても困るんだが。


よく言われる。俺だけじゃない。男も女も。とソンミン君は艶めかしく説いたっけ。
こんな危なっかしい格好をして、
きっと隠すふりをして見せびらかしていたんだろう。
しまった。俺は捕まってしまったらしい。



これは
これから先自分と同じ衝動に駆られる奴に先手を打った最初の人の所有印だろうか。
それとも
何人もが堪えてきた欲望にとうとう誘われてしまった誰かの限界だったのだろうか。



この人をそばに置いていたら
気持ちが通り過ぎて
俺もいつか壊したくなって刃を立てる時が来るのだろうか。
答えは、分かっている気はしたものの





それでも、
答え合わせを待ってみようか。




   
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~ Comment ~

きゃあ~……!!


私の知らない世界……

((((;゜Д゜)))

私こーゆーの書けなくて~……!

ひたすらイチャコラしてますよ(笑)

すももさんはやっぱり目のつけ所が違います!

メッセありがとうです!

同じです!拍手コメントの存在を知らずに、
一ヶ月前の拍手コメント見つけたり最初は酷かった(笑)

ともさんて、朝早い人なんですね!朝っぱらから何読ましてんだろぅ、わたし…しかも初ヘミンでm(__)mしゃいにの流れで止めとけば良かった(-.-)
わたしは裏を書けるともさんを尊敬ですよ♪しかもウォンミンとかやばばば=3また遊びに行きますね~♪

NoTitle

うわあ!!


ゥォンミンとか・・・恥ずかしい!!!

あんなグダグダの・・・(笑)


すももさんの「ライムグリン・・・」が最高ですよ!!!
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