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SHINee

関係のない彼が泣く

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仕事の終わりに

メンバー別々に現場を後にして


控え室に戻ったのは俺が一番最後だと思う。
ミノもキボミも先にどっかへ行って、俺はスタジオで遅くまで話し込んでいたから。


もう、誰もいないと思っていた控え室から2人の声が聞こえた。



俺の兄と、一番下の弟の声―


いけなかったんだ、聞いちゃ。





この間のことだ
俺とジンギ兄さんの2人で飲んだ夜

兄さんはちょっとゴキゲンだった。


ほっこりした酔いかけの顔でうふふ、って笑うから

物分かりのいい弟の俺はもちろん聞いてやったさ。

そしたら

「テミナが」

やっぱいいって引っ込めるから少しいらつきながら聞かせてって可愛くお願いした。




―テミナが最近僕を見てるんだ。



俺たちの末っ子テミンは最初の頃から
孵りたてのヒナが初めて見たものを親と思うみたいに
一番近くにいる一番上のジンギ兄さんにくっついてまわった。
そのうち自分のおこぼしを兄さんに拾ってもらうために引っぱりまわした。

兄さんはそれを当たり前に付き合っていたよな。


でもだんだん大きくなって
飽きてしまったみたいに兄さんから離れていったんだから

やっぱりマンネは勝手ねって
真ん中の俺たちは笑ってた。



それが、最近また兄さんの方をよく見るようになっていたのは俺も気づいてた。


ただし今度は
今までみたいに赤ちゃんのキラキラした顔じゃなくって変に大人ぶった顔で、それが妙で

ちょっと可笑しくて、知らないふりをしていた。


―視線を感じて振り返って、目が合っても逸らさないんだ。でもすぐに我に返って、別の顔をするんだよな。


何だよねぇ、あれ

なんて言って焼酎を下手にごくんと飲み込んだ。


―一体何のつもりで見てるか知らないけどさ、あーゆうのってさ、




嬉しいよねぇ。


ふふん、と俺に得意気に笑った。
何で、俺によ。


―だって、一回僕のこと忘れてたテミナが
もっかい僕のこと見てくれるようになったんだぜ


どういう気持ちで言う“嬉しい”なのかは知らないけど


兄さんが嬉しいから、俺も良かった。

ちょっと、アブナイ気もしたけど
イケナイことじゃあないんだよ、な。






そんな嬉しいはずの2人が争っている

というより
テミニがジンギ兄さんに当たっている。一方的に。


その辺にあるスリッパや
着てきたものを兄さんに投げつけて

「兄さんのせいだよ!!」
「兄さんのせいで、ヌナが!」
「どこ行っちゃったんだよぉ!」
「返してよ!」


テミニに責められても兄さんは何も怒らなくて

「分からないよ、」
「テミナぁ、ごめんよ、」

なんて戸惑っていた。



ヌナ…


俺はも一つ
知らんぷりしていたことがあった。


兄さんと飲んだ夜から少し後
今度はテミニと飯に行って


「お前さぁ、何だってジンギヒョンのことそう見る訳?」

兄さん勘違いしちゃうぞ、ってからかおうとしたんだけど

テミニは
やっべぇ、って顔をしてこれ内緒ね、と人差し指を自分の鼻先に持ってきた。


「僕と兄さんは同志なんだよ。」


僕と兄さんは秘密の恋をしてんのさ

テミニは胡散臭いウィンクをした。


俺がぎょっとして
何ソレ聞いてない!って叫ぶと

だから内緒で、秘密なんだってって慌ててた。


その秘密の彼女から、テミニはジンギ兄さんを託されて
いっつも見守ってるって

それは誇らしげに話した。


すっごい、いい女なんだぜって

それは

それは

得意気に言って


つまりは、テミニの好きな女でもあるわけだ。



あれ、
なんだろコレ

何でかスッキリしない。




意識をこっちに戻したのは
それまでの中でも一番固くて痛そうなものが
兄さんを掠めた音だった




「ヒョンなんか、ヒョンが…消えちゃえばよかったんだ!!」


テミニは言っちゃいけないことを言った。

俺は体が勝手に動いて
ヤツの手を引いてそこを出た。

ヒョンが、
兄さんが

どんな顔をしていたかって、

俺が見ていられなかったんだ。





前に秘密の告白を聞いたのと同じ店にテミニを押し込んだ。


泣きそうに震えて怒って
何も話したがらなかったけど
大体のところ

ジンギ兄さんの女に
テミニがフラれて

それか女のほうが兄さんにフラれて

いなくなった
ってとこだろ


末っ子よろしく
ぶちぶちと文句を言っていた。

気持ちは分からなくもないけど、
話は分からないからって
前置きして宥めようとするたびに

ヒョンには関係無いとマンネは言う。



そのたびに俺はふつふつとして、


「もう、あんなやつ知らない!」



なんて、口を汚すから

思わず卓を叩いて相手を指差し
咎めようとしたら

「ヒョンには関係無い!!」

今までで一番大きく言った。

そうだよ、


関係ねーよ、



でも
お前は知らないだろ

ヒョンがどんなに嬉しかったか

どんな顔して喜んだか


もし、フッたのが
兄さんが女を、ってことだったら


それが、お前のせいかも知れないことも。


だから
お前に消えろなんて言われたとき、どんな顔をしていたか

なんて




「俺が、お前なんか知らねーよ。お前が、消えろ。」



テミニは
この世界に自分独りって顔をしてしまったけど
知らない。



お前はマンネだから、

兄さんたちのほう見てれば、それが前で、行く先だけど

兄さんは俺たちのほうを見るには振り返らなきゃなんないのに
歩幅も合わせなきゃなんないのに



それでもお前のこと見てんだ。

それでも兄さんは嬉しそうで

どんな気持ちか分かんないけどって言いながら嬉しそうで



だから俺も嬉しくて

実は、どんな気持ちか分からないけど

羨ましくて、、、




家に先に戻ってふて寝をしたのは俺のほうだった。


眠るような醒めているような感覚のままベッドに落ちていて

やっと飽きてリビングに出ようとドアを開けた。


ジンギ兄さんは、って思って
その部屋の前に向かうと
ドアが少し開いていた。


ベッドに額を押し付けるようにして
床に座って



「ごめんね、、、ごめん、ね、」


噛み締めて、すすり泣いていた




―じんぎひょん



テミニだった。




落ち込み果てて眠りに就く兄さんに
縋って謝っていた。

俺が求めるよりもずっとずっと強くたくさん





………



明日目が覚めたら、俺も謝らなくちゃ





しばらくして帰ってきたキボミの部屋に避難して、


きゃっきゃしてたら
ミノがその日一番最後に帰ってきて
無断で拝借したパーカを返しに来れば

キボミがキレて大喧嘩。ミノまで泣いた。
あー、もう皆明日こそはまとめて笑えればいいのに



しゃしゃり出た夜に
兄を慕う夜に
弟を泣かした夜に
壁の向こうに気を遣って騒いだ夜に

俺は大きな後悔をした。



  




  
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~ Comment ~

キラキラシャイニ~……!


【ヌナ】とは、


あの【ヌナ】の事でしょうか!!


仕方ないよねぇ~……

身体は一つしかないから……


本当に、テミンは可愛くて可愛くて可愛くて……

笑顔でブラックだったりするから嫌えませんね!


キーとミンはラブラブだと聞いてましたが、

パーカ一枚でキレるんだ~……と、

妄想して受けました(笑)

さっすが、ともさん!そうです。その、ヌナです。
良かったぁ、分かってくれて、、、
どこ行っちゃったんでしょう←

ジョン目線の話が書きたかったとは言え、予期せぬ続編に若干後悔です(´Д`)
ミンキーはせめてもの愛敬ってことで♪

NoTitle

わあ!!

やったぁ★

色んな方のお話を読ませて頂いて、やっぱり伏線のはり方がすごくスゴイ方や、すももさんの様にわかる方にはわかる的な素敵な書き方の方がいらっしゃって、皆様素晴らしい脳をお持ちですよね!!!


すももさんは何ていうか、表現の仕方が独特というか・・・

不快に感じられたら申し訳ないんですけど、二次小説だからこそ、読み手の受け止め方は厳しい時もあるじゃないですか・・・

文句言われたりするとかって、聞いた事あるし・・・


でも、すももさんのお話読んだ時、すっっっっっごいこの人!!!!!!!!!!!


って、思ったんです!!


やわらかく、心に染み込んでくる言葉・・・?みたいな。


応援してます!!!!!!

うれしいぃ…

わたしなんて全然高く買っていただけるようなもんじゃないですよ(´Д`)
まだまだ新参者ですし、、、
すぐ調子に乗りますしね。

ともさんはほんと分かって欲しい通りに分かって下さったり、かと思えば「あ~、こんな風に感じてもらえるんだ」っていう感想を下さったり

ひょっとしたらFF以外にもいろいろ読んでる方なのかなぁ?
読むのが上手いってあるんですね。
ともさんのコメントを読むのは嬉しい以外にも素直に楽しいです。
あー、つまり、わたしがともさんのファンですね(*^^*)

これからもどうぞよろしくお願いしますね♪変な方向に行ったら止めてください=3
わー。ともさんみたいに上手くコメできない( ´△`)


追伸~
優柔不断なわたしは毎度の如くまたちょっと書き換えました…すぃません

NoTitle

ぉぉぉぉぉおおおおおお!!!


少し書き直すだけで、ぐぐっと表現力が増してますねサスガッ!!


私は、スジュ関係のをアチコチで読んでまして・・・


でも、読んでるからこそ、同じ表現をしたら、それは自分のお話ではなくなっちゃうし、

悩める大羊ですよね(笑)



だから、すももさんの様にパラレルでも、観点が全然違って、言葉の選び方が独特な人、尊敬します!!!



これからも、ファイテン★

NoTitle

うーわ、しまった。
コメ返ついでに新しいお話読んでいただきたかったのに、うまくまとまらないぃ、、、こんなんですよぉわたしって(゜_゜)

ともさん、素敵キュミンの更新ありがとうございます☆彡

こんにちは

なんだかパラパラと読んでて・・・どこにコメントの残しているのかもわからなくなってきました。
初めから出直しますので、しばしお待ちを。

シャイニー・・・まで手を出してはいけないと・・・戒めています。そうでなくてもSJ-Mに手が出せていません。

ジョン目線・・・でふたりの様子がわかって可愛いです。
傷つくオニュ・・・寝ている傍らで謝るテミナ・・・萌。

喧嘩するミノとキー・・・激萌。

すいません、ちょっとバタバタと暴れていいですか?


あ、そうだ・・・コメ返頂き有難うございます。
色-shiki-を好きと言っていただき有難うございます。

更新逃したくないので・・・ブロとも申請させていただきたいです。えっと・・・申請ボタンはどこだろ?

ともさんも書き手さんなのですか?

こんにちは★

ぉお~

わたしが寝坊している間にぶひひさんが萌えて暴れている…
そしてその中でも的確な感想…

わー ありがとうございます(*´∀`*)

そしてブロとも申請ボタンも無事見つかったようで、、、
さあ、話浮かんでこーーい(*_*)


ともさんも書き手さんですよ。
キュミン愛がたっぷり溶け込んでおります←これわたしが教えていいのかな?


ぶひひさんはイェウク・・・がメインです、かね?
わたしは何だ、これ…(゜_゜)

NoTitle

わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・

キュミン愛がたっぷり・・・なんて恥ずかしい!!!

すももさんには到底敵いません(泣)


独特の世界を、私も早く確立させたいです←ム~リ~・・・
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